姫子が産まれてはや2ヶ月たってしまっているんですね。
無我夢中の毎日でした。

産まれてからしばらく黄疸が出たりして、体重も減る一方で、どうなることやらと不安な日々を過ごしましたが、今では写真で見比べてもはっきりわかるくらい、コブタさんのように顔が丸くなって、手足もプックリ、背もどんどん伸びています。


記憶が定かなうちに出産の模様を記せればと思っていながら、少し迷いもありまして・・・。
でも、ブログを通じ、色々な方から励ましのお言葉や助言をいただき、何とかここまでくる事ができました。
今更何ですが、私もこの経験がどなたかのお役に立てるかもしれない、との思いで、恥ずかしながら書き綴らせていただきます。

・・・なんて、お役に立てる内容ではないような・・(汗)。


思い返すとなかなか辛い出産だったといいますか・・・・、結果から言いますと今回の出産は「鉗子分娩」となりました。
鉗子分娩は手術分娩に入るようです。
ロンドンのフルハムロード沿いにある、チェルシーアンドウエストミンスター病院での出産です。

大量出血、会陰部大型裂傷、そして腸が今にも出てきそうななど、分娩後数日は歩行器が必要なくらい体がボロボロで、まともに歩けませんでした。

陣痛もおしるしも破水も無いまま予定日を10日過ぎた9月12日の朝、「Induction of Labour」いわゆる陣痛促進剤を使った出産が始まりました。
夫と一緒に朝8時半に病院入り。
まずは6ベッドほどある陣痛室へ。
午前中はNSTのモニター取り、そしてお昼の12時丁度にドクターが来て、陣痛促進剤となるジェリーのようなものを子宮口に投与。
その後2時間ほどは軽い痛みがある程度で、うとうときたり、付き添ってくれていた夫に、ゴードン・ラムジーのランチの出前をお願いしたり、と冗談を交わせる余裕もあったのですが、午後2時を過ぎた辺りから急に痛みが本格派し、あっという間に陣痛の間隔が2,3分に。

「ちゃんと歩かないと子宮口が十分開かないわよー」と、面倒見のよさげな女医さんにゲキを飛ばされ、廊下をよろよろ。
彼女に「激痛がもう2,3分間隔で来るんだけど、これっていいの?? 私痛みに弱いから何とかして欲しいんだけど・・」と泣きついたら、大きなゴムボールを持ってきてくれました。
が、そんなものに乗っかって痛み逃しが出来るほど根性がありません。
お風呂も近くにあったので、「入ってみれば、リラックス出来るわよ」とまたまた女医さんに勧められたのですが、そんな余裕全く無し。
そして「しょーがないわねぇ」なんて言いながら、やっとGas & Air笑気ガスを出してきてくれました。

とにかく、あっという間に来る激痛のたびにドバッとベッドに飛び込み、「ギョエーッ、いっったぁーいじゃぁないのよぉーっ、人殺しィー、おなか切って出してよぉーーっ、ぎゃおぉぉぉ〜っ!!」などと(英語で)叫びまくっていた記憶があります・・・。

「そんなに声出しちゃダメよ〜」なんて女医さんは言っていた気がするのですが、そんなもんは耳を素通りしてました。
この時点では意識ももうろう状態です。
笑気ガスは私にとっては気休め。
呼吸法もへったくれも無し。

病院は午後1時から3時まで一般の面会は禁止となっていたので、お昼にオフィスに行った夫が午後4時ごろ戻ってきた時には、私に状態は既に禁断症状を抑える麻薬患者のようにヘロヘロ・・・。

「この様子だと明日か明後日には赤ちゃんに会えるかもよ」なんていわれたのですが、それってその間この激痛に耐えなきゃならないってこと??

うっそーっ!!!

私の体が危機を察したのか、午後12時の時点で全く開いていなかった子宮口が、午後6時には5cmに。
この時点で「エピ、エピュ、エピュディラル、プリィィィィーズッッ!!!」。
麻酔投与を懇願。
しかし女医さんは自然分娩をすすめたい様子。
「女性はね、昔からそうやって痛みに耐えながら新しい命を生み出してきたのよ、だから・・・」
なんて諭しに入られ、まともな会話のキャッチボール不可能。

欧米では無痛分娩が主流だと思ってたのに・・・(泣泣)。

必死のやりとりがあり、なんとか別部屋の分娩室に連れて行ってもらい、麻酔係のドクターを待つ事に。
背中に注射を打たれたときは、少しピリッときましたが、それでも陣痛の痛みがなくなるのならと思うと、全然気になる痛みではありませんでした。

そして数分後、うそのように陣痛の痛みが消えました・・・。
地獄からよみがえった気分でした。
麻酔は効きが弱くなるとトップアップ(加算)できるようボタンを持たされました。
ボタンを押してから15分後くらいに効き始めるとの事。
押し過ぎても大丈夫なように調整されているとの事なので、30分ごとくらいにボタンを押していました。

この後、4,5時間は和やかに夫と話したり、ミッドワイフ達とにこやかな会話が続き、子宮口が10cmに開いた時には日付が変わっていました。
この時点でまだ破水はしていなかったので、ミッドワイフがぷちん。
1時過ぎからいよいよ「いきみ」開始です。
「いきみ」っていうけど、どちらかというと「きばる」って言葉の方がふさわしい気がしたんですが・・・。

それはよいとして、陣痛に合わせがんばっていきんではみるものの、麻酔が効いているのでなかなかうまくいきません。

ミッドワイフの掛け声とともに必死でいきむのですが、姫子は降りて来る様子無し。
「いいよー、その調子!」とミッドワイフは声をかけてくれましたが、一時間近くがんばっても殆ど変わりなし。
そのうち私の体力が落ちてしまい、様相が険しくなってきました。

そして、とうとう「Operating Theatre」手術室行き決定です。


気持ちが高ぶってここまで一気に書き込んでしまいましたが、長くなってしまったので、その2に続きます。
2006.11.14
今日も外出は出遅れ。
3時ごろ外に出ると、なんだかあっという間に日が暮れそうな気配だったのですが、気温はそれほど低くなかったので、自然史博物館でお茶してから外をぶらぶらしてみようと計画。

まずは博物館のショップで恐竜や動物のぬいぐるみをかたっぱしから見て歩き、おもちゃや本をあらためて見てみると、結構面白いものがあるのですね。
姫子が男の子だったらきっと喜んだにちがいないと思わせるものがいっぱいでした。

そのショップの奥に、「エコロジー」の展示があります。
私はこの展示が好きなので数年前からたまに来ているのですが、今日は姫子連れ。
彼女も目を凝らして大きな映像に見入っていました。
バギーを押して歩けるようになっていたし、展示の終わりは階段を下りるように出来ていましたが、その横に身障者用のリフトが付いていたのでこれを利用し、下階へ。

その後カフェに向かいます。
姫子の目はギンギン。
私がカフェラッテとブラウニーでティータイムを楽しもうと席に付いた途端、ギャーギャー泣き始めてしまいました
抱き上げてなだめすかしたけれど、なんとなくゆっくり出来ない気分になってしまい、またまた一気飲みで博物館を後に。

そしてお買い物をしようとハロッズへ向かいました。
4階のベビー服売り場で、冬服が足りない姫子に掘り出し物でもないかとうろうろ。
おもちゃ売り場で小さなぬいぐるみを買い、またまたうろうろ。

だんだん余裕が出てきたので、調子に乗って私の冬用のジャケットでも買っちゃおうかなぁ、なんて婦人服売り場に行こうとした途端、姫子がぐずり出してしまったので、ああ、やっぱり帰ろうとしたところ、偶然チェンジングルームのサインを見つけ、思い切って入り込むことに。

初めての経験です。

まず男女別々の扉が。
そして女子用に入ると、子供用トイレと大人用トイレ、そして授乳用の個室といいますか、カーテンで仕切られたスペースが2つほどあり、そのひとつに入ってみると、オムツ替えマットとビデ、そして、紙が山ほど摘んであり、なんとなくゆっくり出来る気分になってしまい、またまた余裕が復活。

ゆっくり授乳することが出来ました。

やっぱりいいなあ、ハロッズって(=^^=) 。
2006.11.14